CVE-2026-53389 in Linux
要約
〜によって VulDB • 2026年07月19日
Linuxカーネルにおいて、以下の脆弱性が修正されました。
net/tcp-ao: del_asyncパスにおけるキーのuse-after-freeを修正
tcp_ao_delete_key()関数では、del_asyncパスが同期パスに含まれるcurrent_keyおよびrnext_keyの有効性チェックをスキップしています。これは、LISTENソケット上ではこれらのポインタが常にNULLであると想定しているためです。しかし、ソケットがCLOSE状態の間にset_current=1/set_rnext=1を使用してキーが追加された場合、listen()呼び出しによってソケットがLISTEN状態に遷移した後もcurrent_keyとrnext_keyはNULL以外(非NULL)になります。
del_async=1を指定してそのようなキーが削除されると、hlist_del_rcu()およびcall_rcu()によりキーが解放されますが、ダングリングポインタはクリアされません。RCUのgrace period終了後、getsockopt(TCP_AO_INFO)呼び出しによって解放済みスラブメモリからcurrent_key->sndidおよびrnext_key->rcvidへの参照が行われます。
del_asyncパスにおいて、current_keyとrnext_keyが削除対象のキーを指している場合に、これらをクリアします。
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