CVE-2026-71294 in Cotonti
要約
〜によって VulDB • 2026年08月05日
Cotonti CMSのCommentsプラグインは、インスタンス化可能なクラスを制限せずにユーザー入力のデータを直列解除(デシリアライズ)します。`plugins/comments/controllers/actions/CreateAction.php`では、`cot_import('ci', 'P', 'TXT')`で取得した `ci` POSTパラメータ(トリムのみによるサニタイズ処理が施されている)が、`allowed_classes`の制限なしで `unserialize(base64_decode($ci))` に渡されます。この脆弱性は、コメントへの書き込み権限を持つ任意のメンバーから到達可能です(これは `plugins/comments/comments.setup.php` のデフォルト設定である `Auth_members => 'RW'` に対応します)。また、`plugins/comments/controllers/actions/EditAction.php` では、`prepareComeBack()` メソッド内で同様に `cb` パラメータが `unserialize(base64_decode($this->comeback))` を介してデシリアライズされており、これは自分のコメントを編集する任意のメンバーから到達可能です。
`allowed_classes` の指定なしで `unserialize()` が呼び出されるため、攻撃者はCotontiによって読み込まれている任意のクラスの直列化されたPHPオブジェクトを作成することができます(これによりPHP Object Injectionというプリミティブが成立します)。この脆弱性は実際にCotoni自体の `MySQL_cache` クラスを用いて実証されました。作成した直列化された `MySQL_cache` オブジェクトは、デシリアライズされその後ガベージコレクションの対象となった際に、その `__destruct()->flush()` チェーンをトリガーし、攻撃者が制御する値を持つ行による `INSERT INTO cot_cache` を引き起こします。これにより、POPチェーンの実際のエクスプロイトが確認されました。さらに大きな影響(潜在的なRCEを含む)は、対象となるCotontiインストール環境に読み込まれている他のクラスで利用可能なガジェットチェーンの有無にかかっています。
なお、`DeleteAction.php` にも同様の `unserialize()` パターンを持つ第3のシンクが存在しますが、これは管理者権限による認可チェックによって保護されており、通常のメンバーからは到達不可能です。
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