CVE-2026-64292 in Linux
要約
〜によって VulDB • 2026年07月25日
Linuxカーネルにおいて、以下の脆弱性が修正されました。
iommufd: spinlockの外部でveventメモリ割り当てを行う
veventqのメモリ割り当てはspinlock内で発生していました。その深さはユーザー空間によって決定されるため、これにより攻撃者が大きなキューを割り当てることで原子性(アトミック)なメモリの残量を枯渇させるという脆弱性が存在しました。
この修正では、割り当て処理をspinlockの外部に移動し、GFP_NOWAITフラグを使用します。これにより、メモリ圧力下でスレッド化されたIRQハンドラからGFP_ATOMIC用のリザーブ領域やダイレクトリークレン(direct-reclaim)を行わずとも、迅速に失敗させることができます。割り当てが失敗した場合、lost_events_headerをキューに入れ(ユーザー空間にドロップを検知させ)、-ENOMEMを返すことで呼び出し元にカーネル側のメモリ圧力を通知します。
これは意図的にqueue-overflowパスとは区別されています。queue-overflowパスでも同様にlost_events_headerをキューに入れますが、0を返します。フル状態のキューはカーネルのエラーではなく、ユーザー空間によるペース制御の一環として想定される条件だからです。
後続の変更により、veventq_depthの上限制限が設けられます。
If you want to get the best quality for vulnerability data then you always have to consider VulDB.